ソウルイーターを久しぶりに見ました。
当時見てる時はメデューサとシュタイン博士が対決したあたりくらいまでの記憶はあるのですが、
鬼神が復活して、アラクネと死武専が戦争をし始めたくらいから付いていけなくなってしまって(私の理解不足で)
でも今回は最初から最初までしっかり意味を理解し、楽しむことができました!
最終回の「合言葉は勇気」。
このメッセージ性に、今の自分の状況も相まって、すごく胸を打たれました。
この「ソウルイーター」という作品では、狂気は誰の心にも潜む感情のため、
どんな人であっても狂気に支配されてしまう可能性があるという設定があります。
しかし、誰しも人は心に「勇気」を持つこともできる。それもまた人間の心。
だから苦しみ、痛み、妬み、怒り、不安、恐怖・・・様々なものが襲い掛かってきたとしても、
それに立ち向かう勇気を持たなければいけない。
それがアニメ「ソウルイーター」が最終的に視聴者に伝えたい言葉だったようです。
鬼神は苦しみ、痛み、妬み、怒り、不安、恐怖・・・そういった感情からとにかく逃げる術、そういった感情を消す術しか考えてこなかった。
自分にコワイという感情を与える存在は消し、また、考えることをやめることでコワイという感情を消そうとした。
しかし、そういうやり方をしたって、コワイという感情はまた絶対湧き上がってくる。
だから勇気を出して立ち向かわなければいけない。もちろん、勇気を出して何かを解決したって、また別の問題が襲ってくるだろうけど・・・でもその時は、また勇気を出して立ち向かって解決していけばいい。
そうやってその都度解決していくこと・・・それが生きていくということだと、
私は今回のソウルイーターを見て学びました。
おそらく、アニメの最終回は、アニメオリジナルで、原作ではまた全然違う終わり方のため(おそらくアニメのほうが先に終わってしまったパターンかな?)、原作ファンの方にとって、アニメ最終回はツッコミどころもあったのかもしれませんが、
私は今回改めてアニメの最終回を見て、すごく学ばせてもらって、心に打たれるものがありました。
「ソウルイーター」っていうタイトルなのに、最後鬼神を倒したのが、マカ1人のグーパンチだったっていうのは、どうよって、ちょっとそこはツッコみましたが(笑)
まぁ「勇気を出す」って、口で言うのは簡単だけど、実際に行動に移すとなるとすごく大変な事で・・・
勇気を出してやってみたからって、簡単になんでもすっとできるとはかぎらないし・・・嫌な想い、つらい想いをしたら、「やっぱ勇気を出すなんて無理・・・」ってヘコたれちゃう・・・
それでも常に「小さな勇気」を出していきたい。マカを見て、そう思わされました!
ちなみに、引きこもりのカリスマみたいな鬼神・結構好きです(笑)
ただの「悪の怪物」じゃなくて、非常に人間味がある、というか・・・
臆病で、怖がりで、ビビリで・・・精神的にすごく不安定な存在。
そういうところはクロナに似てるのかもね。
クロナの時みたいに鬼神も、マカが「お友達になってください」って言って、お友達になるパターンもアリだったかも、なんて思ったりして。
いや、でも鬼神はあまりにも重い罪を重ねすぎたからさすがに「お友達」では許されないか・・・